第2クール/ロボ^^コップVS.どんぶりゲーム
2023年度ロボキャンの模様をお伝えするレポート第4回目のテーマは、「ロボ^^コップVS.どんぶりゲーム!」。
テーマ「ロボ^^コップVS.どんぶりゲーム!」
プログラミング実習
・テーマ
ロボ^^コップVS.どんぶりゲーム(Processingプログラミング)
・目的、ねらい
自分自身で考えて、プログラミングができるようになる
プログラミングの理解度を上げる
・ゴール
「ロボ^^コップVS.どんぶりゲーム」を完成させる
主な学習内容
- プロトタイピングを行い、ゲームの内容を考える
- プログラムだけでキャラクターを描いて、動かす
- ぶつかると色や点数が変わるプログラムを書く
ゲームのプロトタイピング
複数の同じような図形を描く
今回はProcessing(プロセシング)というプログラミング言語を使って、さまざまな円を描きました。
「for文」というプログラムを使って、同じ円を上下左右に複数個描くプログラムや、円の大きさを変化させるプログラムを書きました。
また、複数個の円を描くときには、左右に増えた円の色が段階的に変わっていくプログラムも書きました。
プログラムのfor文は、繰り返す回数など「繰り返しの条件」を決めることができます。
プロトタイピングとは
プロトタイピングは、簡単なプログラムを使って、動き方を確認することです。
試作として簡単なプログラムを初めに使い、プログラムの理解度を上げながら改良を進めていきます。
図形をマウスの操作に合わせて動かす
マウスカーソルの場所に応じて、違う動きをするプログラムを書きました。
マウスを操作してカーソルを動かすと、色や図形の動きが変化します。
受講生たちも「面白い」と言って、作ったプログラムをお互いに見せ合っていました。
ロボ^^コップVS.どんぶりゲームの制作
座標を使ってさまざまな図形を描く
半円や長方形を組み合わせて、ロボ^^コップと、どんぶりを描きました。
※ロボ^^コップとは、二井見教授考案のお絵かきロボット。今回はゲームのキャラクターとして用いました。
図形を描くために、まずは座標を決めます。座標は数学でも用いられ、論理的思考力が養われます。
受講生は、ロボ^^コップとどんぶりという組み合わせに驚きつつも、面白がっていました。
マウスで動くようにする
マウスカーソルの場所に、ロボ^^コップが移動するプログラムを書きました。
受講生は、マウスを動かして制作したプログラムを楽しんでいました。
ロボ^^コップがビームを発射するようにする
マウスを左クリックした時に、ロボ^^コップからビームが出てくるプログラムを書きました。
プログラムができると受講生は大喜び!!
また、「どんぶりに当たった時に色が変わったらうれしい」など、さまざまな改良案も出ました。
ビームが当たった時に、色が変わるようにする
ロボ^^コップのビームがどんぶりに当たった時に、どんぶりの色が変わるプログラムを追加しました。
プログラムが複雑になるので、「プログラムを書くのが大変だ」と言う受講生もいましたが、スタッフのサポートもあり、最後まであきらめずにプログラミングを行いました。
自主的にゲームを完成させる
完成したプログラムが書かれているプリントを見ながら、プログラミングをしました。
これまでに比べると難しいプログラムなので、プリントを見ても分からないところは、チューターや二井見教授に質問しました。
受講生の成長や感想など
・感想
ゲームに登場するどんぶりのご飯を大盛りにできた
レーザーを出せた
・成長
プログラミングを行い、ゲームを完成させた
まとめ
2023年度のロボキャン第4回レポートとして、第2クール「ロボ^^コップVS.どんぶりゲーム」の様子をお伝えしました。最初はこれまでのプログラミングを思い出しながら取り組んだ受講生が、およそ1か月ほどで、プログラムの意味を理解し、どんなゲームを作りたいかを自主的に考えていました!